あ
「燃え盛る炎」
苦しみ悲しみ 全て捨てた所で
何もなくなるね
もし捨ててしまえば
それは人である事さえも
一緒に捨てるようなもの
人にさえなりきれずに過ごすくらいなら
悲しみ全てと抱き合い
愛し合いたい
苦しみから逃げるだけの
人生を送るくらいなら
それはまるで死んだのと同じ
捨てる事を捨てて
もう一度全て拾い集めて
栄養にしてしまおう
君ならできる
僕もやってみるから
苦しみの薪(たきぎ)で
燃え盛る炎は
この世のものとは思えないほど美しい
その炎をいつも
君の心に抱(いだ)いていてよ
誰かの心も温めてあげてよ
ただの火じゃない
君の持つその灯火(ともしび)は
どんなに強く風は吹いても
消える事はない尊き光さ
もう うつむき進んだ日々は
はるか彼方へ
明かりに照らされ見えなくなった