「Dazzling」










過去といつも取っ組み合うような眼
どんな景色を見て感じれば
涙を忘れたふりが出来るのか
僕には分かっていた
そうやって自分以外の全てを
欺き苦しんできたんだ ずっと


夢と現実の境さえも感じられずに
白昼夢だけ重ねては傷だらけの心 
腕に抱えていた


その心はさながら
つまづいても誰も助け起こしに来てくれない
子供になったよう
その苦味は深淵を見たものしか知らない


だからどんな小さな光も見つけられる
心から眩(まばゆ)いと思える


朝が来る事を当たり前だと思っている奴には
何一つ分かりはしないさ
希望は探せば見つけられること
身を呈して僕ら知らされてきたはずだろ?


理不尽への怒りは燃え盛り
目をじっと閉じ朝を迎えては
開目した自身だけが
自分自身のこの闇を散らし
心に住む友に微笑む資格があると
もう知っているはず


笑顔はきっと返ってくるだろ
君になら見えるはず
僕ら前を向いて生きるために
忘れない事を選んだんだ