あ
胸を張って今日という日に
別れを告げる事ができること
それが何より大切なもの
一日が終わるその時間
その一日に対して
大きく手を振れたなら
新しい明日にも
出会いの合図の手を振り 駆けて
向かう事ができるから
それでこそ
不意に振り向いた瞬間に
見える風がきれい
掌(てのひら)におちた天気雨には
空の虹が映り込んでいた
昨日から吹きこんだ雨が
今日の光を浴びて
虹の橋へと変わっていた
歩きだす一歩
怖く震えても
良い予感という香り
運んでくれているよ
だってあの虹は
君の涙で
できている