もうお手上げだって

いくら言い切ってみたって 

時は止まる事なく流れる




一度自分の中で世界が終わっても

世界は僕に始めることばかり教えたから

涙隠したんだ




そして 世界って

なんて前向きなんだろうなんて

考えてるうち 

世界(きみ)の強さに救われていた 




無邪気に笑顔する世界(きみ)って

なんてひどい奴




こっちの気も知らないで、

なんて思っているうちに 

雲間から光が差した




そこには意味生きている事に絶望する僕は消えて 

光に照らされて光る僕だけが残った




それでも君はそれを不運と呼ぶのだろうか




時代がもし いつも本当は

僕等に笑いかけてくれているとしたなら




君にもいつかそれがくっきり

見えるように戻るまで 

今日は「時代」がどんな顔して

何を君に語りかけているのか

僕が代わりに伝えてあげるよ




これで少しは寂しさも和らぐだろう




悲しい時に悲しいという事は簡単で

時代のせいにして嘆くのも簡単すぎる

今僕に 僕等に必要な事は

苦しみや悲しみを

そのまま誰かの痛みを知る事のできる

心の宝に変えること




たくさんの痛みを知った君はきっと前より美しい 




そんな君を待ってくれている人がいる現実に 

一歩踏み出した君はまた

世界の終わりを目にした君はまた

世界の始まりを見るんだ