嘆きがあるなら

そのすべてを決意に変え







悲しみがあるなら

そのすべてを誇りに変え







闇があるなら

その深さを優しさに変え







疑いがあるなら

すべてを包み込む勇気という名の慈悲に変える







それでいい

それでいいんだと







どんな立場もお金も

本物の大事には必要じゃなくて

ゆっくりと歩く老婦人の手を

優しくひいて歩ける強さ以上の

本物の強さはない







いざという時は背負ってあげるよと

心から言えることほどの財宝が

この星の上に存在するはずもなく

その事を侮づるすべては

やがて灰と化す運命のみを帯びている







その困難こそが一番の幸せと

呼べる事の崇高さと

すべてを凌駕する迫力は

魂の震えがそのすべてを語っている







誰人も知らない

固き決意を秘めての毎日は

目に見えなくても 

心と同じように我が身を飾っていく








苦悩の渦が必然であっても

何を託されているのかを知ったのなら

もう道筋は決まっているのだろう







自信を追い込みに追い込んだ日々は

やがて恐ろしい花となって

咲き乱れたあと 実を同時に結ぶ