その心の弦(いと)を

つまびけるのは一体なんだろう








君の心奏でるその音を聞かせて

その為の言葉をいつもうまく選びたくて

今日もその言葉探しのために生きてる僕









言葉を選び取り 手にとっては

その心の弦をいちばん綺麗に

鳴らせるかどうか試してみるんだ










痛みが生まれないように

そっと触れさせてみては

音色をうかがってる










うまく鳴れば 

その音に天にも昇る気持ちで

それが忘れられなくて

きっと僕は今日も言葉選びを

楽しんでいるんだろう










ねえ また綺麗に泣いてよ

その涙が僕の心を鳴らすいちばんのもの

でも それ以上に

その微笑みがいちばん僕の心をかき鳴らす











君の笑顔も涙も

何もかもすべてが次から次へと

この心の演奏を止めてくれない












この音楽は君だけにしか聞こえない

宇宙でたった一つの宝物

僕の心の奏でごと君にあげるよ











そしてずっと 

僕にしか聞こえない君の心の演奏を

聴きながら生きていきたい












もう この音だけしか聴けそうにないんだ












君が生きているということ

それは僕にとって

どんな名曲も敵わない大交響楽












これからも 

君のその命の鼓動以外

とても聴けそうにないんだ