あ
複雑に絡まった
縦糸と横糸のような社会に
一歩踏み出せば
そこは こんがらがって
ほどけなくなった糸の固まりのようで
その中心に僕の心が
置かれているような気がしたのは
きっと嘘じゃなくて夢でもない
幸い僕は その現実を見つめる強さだけは
持ち合わせていたから
じっと見つめて視線を刻むのさ
そのうち理不尽な現実の方が
なぜか怖がりどこかへ行くの
やり場をなくした手は
自然と手を振り空を斬ってた
夢を見ることを
もし君が忘れかけているとしたなら
君は新しい現実を創りだす事もいやがるの?
こんなに安心で確実なものさえ
積み上げるのが嫌になったなんて
崩れたと思っても 崩れるものなど
何ものもありはしないっていうのに
壊れることを怖がってばかりじゃ
何もできないこと
もう気付いているはずで
君を進める勇気という言葉で
今まで開ける事のなかった扉 開いてみれば
自分でも知らなかった自分を
見つけ出す事もできるから
その散策は 例えば雨の日に
屋根のある場所を歩くようなもの
簡単に見つけ出すことができるものなら
見つけておいても損はないよね
光るものだけ握りしめて
前だけを向いて進もう
冬の風はもう 春の風へと変わりはじめてる