子供って僕が座り込んだ高さが目線なんだ




この高さで目いっぱい胸を張って歩いているんだ




そんな些細に思える事に気づいて

大切なものに気付かされた気がした




たとえしゃがんで俯いてしまう事があっても

胸を張って また歩き出してもいいんだという言葉

肌身で感じた気がした




人はともすれば一度つまづいたり

休んだりしてしまうと

また心が歩き出す事が怖くなるけど




小さな君の姿は 決して自分を

失敗しても恥じるなと

全身で叫ぶように教えてくれていました




未来のいっぱい詰まった体に

教えられていました




そんな光を

昔 自分も持っていたんだ




きっとあの頃と自分の持つ可能性は

変わってなんかいないさ




数多くの事が変わってしまっても




そんな事を思いながら

手にした希望を

ポケットにそっとしまった