あ
「thorny path」
私に抱かれていれば怖くはない、と
苦しみに言われるがまま
枕を涙で濡らした私を
あなたは
弱いと思うのでしょうか
愚かになれないという事は
何と悲しい
さんざん迷った挙句(あげく)
僕が身を委(ゆだ)ねたのは
希望という絶望を超える苦痛
自分の道は自らの前にしかなく
隣の誰かの道を
歩く訳にはいかない
他を羨(うらや)んだところで
何も変わらないのなら
どんなに険しくとも
自分の道を行こう
誰かの代わりに
歩んでもらう訳にもいかないんだから
茨(いばら)で頬を切りながら
進むしかない
これを悲しみと呼ぶのか
運命と呼ぶのか
僕に委ねられているのなら
僕はこれを使命と呼ぼう