「抵抗」




全て終わった
苦しい夢も
悲しい夜も


いつか訪れるはずだと思っていたけど
いざやってきてみると
割とあっけらかんとしているね


そう 人生が終わったわけじゃないから
浸っている暇などない


微笑みと共に過去に一瞥して
また新たなスタートを切る


また始まっていく


ゴールに見える場所は
いつだってスタート地点で
単なる区切りなだけ
だけどこの区切りを迎えるため
どんなに血が滲む程のこと
してきたのかな


自分が一番知っている
自分が知っていればそれでいい


耐え抜くという事の意味を
さらにもっとこの先
知る事になるんだろう


耐えきってみせて、と
一気に開かれる時まで
そんな願いを今日も
自分自身にかけながら
足を引きずるようにして歩いてく


自分らしくと唱えながら
抵抗するように進んでく