「shed tears」







窓に移ろう景色眺めていた
窓に叩きつける雨も
ここまでは届かない
だから 隠しきれずにいたよ
この涙を


この窓のように
雫をたたみかけるように歩けたなら
少しはこの悲しみも誤魔化せるというのに


自分だけは騙せずにいた


首筋にさえ流れ込んでくる涙を
止める術などなくてもいい


ただ たとえこれがわがまま以外の
何物でもなかったとして
君のために泣く俺で在り続けたい


それじゃだめか?


何度味わっても慣れる事のない孤独を
今も瞳の奥に秘めながら
君のために強くありたいと


ただそれだけを願って 生きる