「seal」







誰にも気づかれることなく
戦い続けているんだ
笑顔で隠しながら


瞳の奥の方でくすぶる闇の色は
黒だけなんかじゃできてやしない複雑なカオス
いつも奥底で抑えながら生きてる
これまで見てきた全てを
封印したかのような顔をして


時折それが止まらなくなり
表情を歪ませることだってあるっていうのに


走り続けなければならないんだ
これが誰に言われるでもなく
自ら課した使命


そんな顔をするなよ
それが悲痛なものでも
そうでなくても
僕が決めたことだ


僕はずっと自分だけを味方として進んできた
そこで君と出会った
僕は孤独を知りすぎたからこそ
君が僕の味方でいてくれること
肌で感じ取れるんだ


この瞬間に出会えるたび
今までの悲しみは
この時のためにあったと
そう思えてならない