「 ピ エ ロ 」





ピエロはね

自分の事をピエロだなんて言わないから

ピエロなんだよ



苦しいでしょって言われても

決して笑顔途絶えない

だから ピエロなんだよ



悲しくても言わない

悔しくても言わない

だから ピエロなんだよ



刻まれた涙は

あまりに悲しすぎて

泣けなくなってしまったから

せめてもの思いで

自分の手で

描き始めたものでした



ボウリングのピンだって

くるくる投げて

楽しませてみせるさ

ピエロだもの



風船だって手渡すよ

ピエロだもの



たとえ涙がない存在でも

そして それがあまりに悲しくても

ひざを折って泣きたくても

君の笑顔のためなら

すべてを惜しまない

だって僕はプロのピエロだもの


だから ピエロなんだよ