「horizon」







君が諦めたと言った時
それは諦めたフリをしているだけ


誰よりも諦めたくはないから
一番最初に自分でその言葉を口にしたい
そうだろう?


悲しくはないと君が言う時
それは「そんな事くらいで」という
誰かの言葉が聞こえてくるようで怖いから
先に防衛線を張っておく
僕も同じだ


誰かが自分を傷つける前に
自分で自分を傷つけたかった
そうすれば痛みを痛みと感じなくても済む、と


それでも誰かを信じてみたいと思える
君は強さを持ってる


誰が気付かなくても気付いているよ
ダイヤモンドはどこにいたって
ダイヤモンドに違いはない


もし君に未来の少し先にある未来が見えないとしても
目の前の光だけ一生懸命に辿れば辿り着けるよ


虚無感を演じる必要はもうないんだよ
何も感じないんだ、と悲しく笑う事も
もういらない


君はもう太陽の光差す場所まで辿り着いてる
涙を涙と認めずに歩いたあの慟哭の道を抜けたんだ
恐れるものなどもう何もないはずだろう?


これまで通った修羅の道を
歩み通したその魂の力を
僕に貸してはくれないだろうか