ひざから崩れ落ちそうな一言もあったね
それでも耐えて耐えて耐え抜いて
涙流す事なかった君がいる
心が空っぽになっても
体は動いていたから
取り急ぎそれを生きる意味とする日々
それでもまぎらわす事ができなくなった時
その心をすくい上げてくれたものも
また「言葉」でした
見え透いた罠にひとりでかかりに
わざわざ行くような行動に
深い意味があると知ったのは
だいぶ後になってからのこと
知った瞬間 とめどなく涙は
流れ止まらないままなんじゃないかと
思ったりして
その涙もいつしか止まり
歩き続けるけど
多すぎるトラウマに
足をからめ取られるたびうろたえる
そんな弱い自分を
時々嫌になったりもするんだよ
慣れた手つきで幻想を消滅させるたび
それはそれで退屈に思ったりするんだ
本当に僕は勝手さ
理由も意味もそこにあるから
前へ ただ前へと進んでゆく
その理由などいっそ
何でもいいんだと思うほど
やみくもに ひたすらに
必死になって駆けてゆく
何かに追われるようにして
何かを追い求めるようにして