「false image」




煌びやかな床を歩いたところで

それはやがて過去になり

残像になるだけ

目が覚めた瞬間

失ってしまうものばかり集めては

それだけで満足してしまうのかい




君がそれでよくても

僕は全然もの足りないから

目覚めても失わないと教わったもののために

今日も戦っていたい

それがたとえ

「大げさ」という名をかぶせた

中傷を浴びても

こちらにはあって

彼らにはないものが確かにあるから




騒ぎ立てたところで

彼らの負けは負けだろう

君の言うように

世の中そんなに甘くないのなら

そっちこそ その厳しさの洗礼を浴びない様

気をつけた方がいい




僕にはまるで君のその言葉が

君自身を世の厳しさは決して襲わないと

人ごとなんだけどね、と聞こえてきたから

自分に関係がない事など

何一つないのだから

すべて繋がっていると見えれば

何もぶてやしないのに