ダーク
食い込むか食いこまないか
いつもギリギリの刃を首に押し当てられているような
そんな感覚のまま「歩け」と言われてきた
そんな僕の気持ちを君は果たして
察する事が出来るだろうか
痛みではないただの緊張感と恐れの連続
命を奪われてさえいなければ
そんな状態でも人は「生きている」と
呼んでもいいものなのだろうか
それはもう自分で決めるしかない
己の心で決めるしかない
そして人が死よりも耐えられないと呼ぶ状態を
僕は「生きている」と呼ぶ事にしたんだ
生きて道を開かなければならない
そこにはもう選択の余地さえない
これは悲劇なんかじゃなくて
れっきとした喜劇なんだ
そのうち君も分かるだろう