あの日のときめきを時々思い起こすんだ
その度それは今じゃなく
過去だと思い知らされて
急に悲しくなる
君のくれたものが今も時々僕を支えるから
いつもその手を振り払っているのだけれど
この悲しさがあるからといって
戻ることとイコールな訳じゃない
ただ一人きりになると
思い出が込み上げてくるの
どうすれば――
この葛藤に僕が勝つとき
未来は開けるだろう
もうあの時へ戻ることは
許されないのだから
ひどい結末さえ人間らしさの内なのかな
完全に一人で歩み始めた僕は今
充分に満足して
楽しくここに立っていられてる
だけど 本当は思ってはいけないはずなのに
君が隣にいない事が
急に切ない現実となって身に染みる
手を伸ばす先に君はもういない
いないから 歩み続けるしかなくて
あの瞬間に感じた
色んな感情や思いを持ったまま
生きていてもいいですか、と
誰に聞くわけでもなく問いかけた
捨て去ってしまえば
僕が僕でなくなってしまう気がするから
いつかなんとも思わなくなる日まで
僕が持っていてもいいですか、と
誰に聞くわけでもなく問いかけた
じっとするのはやっぱり好きじゃないから
いつか過去(きみ)も
僕に追いつけなくなるでしょう
そして今思い出している輝きを
いくるも重ねたほどの煌めきを
僕が手にしている頃
過去(きみ)は儚く散るでしょう
そして僕にさよならを告げるでしょう