あ
「adverse legacy」
雨が涙を洗い流したあの日は
決して遠い過去の話じゃないさ
それでも足を嫌でも動かすのは
焦りか 急かされているのか 何なのか
自分でも釈然としない
一番楽な事は指差し笑われる事だと
いつだってそう言い聞かせてきたのかも知れない
それが一番傷つかなくてもいい方法だと
信じて疑わなかったなんて
全くどうしようもないだろ?
悲しい瞳を捨てきれない理由なんて
俺一人が知っていれば充分だった
捨てれば楽?
吐き出せば軽くなる?
初めからそんなもの求めちゃいないよ
俺が欲しいのはただ
人々が負の遺産だと嘯く全てを昇華する道
それさえあれば何もいらなかった
そして それを見つけた今
他の言葉なんていらない
ただ この世界は眩しすぎるとうつむく心が
もう一度空を見上げる日まで
この場に在り続ける
それぐらいだよ
今 俺にできることは