「Silver」






心が未だ闇の中を彷徨っていること
自分自身が一番よく分かっていた


それでも自分なりに進んできた これまで
この生き方を否定されることにも慣れていき
無表情で返すことにも抵抗はない


分かって欲しいなんて
贅沢を言うつもりもない


ただ そんなにも簡単に誰かの人生を
否定する事のどこが楽しい?


誰に見えなくとも
自分なりの光を求め続けた事実は消せない


真実は揺るがない


計り知れない悲しみの渦の中
立っている僕にとっては
その揺るがない光こそが希望も同じ


生きている


今 自分は生きている


その事実がいつか報われる日が
来るような気がした


それを光と名付けた僕を
笑うなら笑えばいい


たとえ僅かでも
自分が見つけた光だから


離しはしない