「I know」





滴っているのが何なのか知っているのは自分だけでいい

この指先を伝い大地へと堕ちてく

その雫の行き先さえ手に取るように分かっていた


こうして踏みしめる後悔した道と

想像でしかない後悔しない道が

奥底では同じだということに僕ら

どれだけ経てば気づけるの


充分な時間はもう与えられていて

しびれを切らせて声は待ってる


待つだけではいけないのだろうか


行き着いてしまった時 よぎったことは

闇がなければ光は消え去るという事だった


今を燃やし尽くすかのように生きることもできないで

永遠を語る資格があるものか


抱えて生きて行くんだよ俺たちは

苦しみは目を背ける対象ではないこと

この瞬間に気づいてよ


そう叫ぶ事は虚しさじゃないと

まだ言い切ってたい