誰かを深く思うが故に傷つく
涙も流せなくなってしまうほど
心は半分に割れてしまったようで
外の声はもう聞こえない
この眼でいつも見つめてきたのは
過去に抱え込んだ闇
もうこの体から離れそうもなく
傷に沿って増幅していく
光が照るのはいつも突然
滅びそうになるほどの衝撃に
初めて希望という文字が浮かぶ
長い年月
それが例え何千年に感じるほどの闇を
彷徨ってきたとしても
火を入れればたちまち光が広がる史実に似ていた
それは僕の心を掴んで離さなかった
救われたんだ その瞬間 その一瞬で
とてつもなく長かった苦痛の時間が報われたんだ
心が救われるのに時間の長さは
関係がないと思い知る
僕にはその一瞬が全てだった
心の底から光で満たされていく
それだけで苦痛の氷は溶けていった
一人じゃないという事を
夢じゃなく現実で
あなたが教えてくれたんだ
今まで積み重ねてきた苦痛や孤独
ゆずれない想いを
いつかどこかでじゃなく
君の前では臥せる事なく
羽ばたいてみせるよ
そして ずっと君を見守っているから