凍った小川のように時が止まるのは

時折 心の中






理由もないのに胸が締め付けられるのは

きっと理由があるから






記憶の暗がりや

彼方の苦悩の意味は

今はまるで分からないけれど

いずれ不思議な味わいへと変わるのさ






不思議だね

こんなにも悲しみで心が狭く感じているのに

心はちっとも嬉しい時と大きさも形も変えない






もっと変わるものだと思っていたのに

私は私が思うより微動だにしないみたいで

思考を超えた思考が動いてるような気がした






知っているよねって言われると

何も知らなかったはずの心が

意思に関係なく頷いてた






全く見えない場所にばかり

歩みだしたりしているけれど

この事さえ知りながら

この決められた道を歩んでいるのかな






色々な事を考え出すと

自分よりもずっと

空や 花や 草の方が

自分の使命や役割を知りながら

流れたり根付いたりしている気がする






だからこそ「今」が大切なんだろう






こんな思考を生んでいる

意識の先に何があるかを

今から見つけ始めていく過程で

必要なのは幸福への意識






簡単なことだけど

誰かの悲しみの上に

自分の笑いを決して響かせないこと