燃え立つほどの悔しさも

その熱さに焼け焦がされなければ

すべては数字で表現できない強さに変わる

ぶつかってしまった偶然でさえ

背負わされたと思わなければ何よりの武器





この鎖をもう離しはしない





嘆く事はもうやめた

あの時の選択は

一度後悔したけれど

今はもう後悔なんてしていない

辛い目はいつだって見つめてきたから

後悔は捨てることにした





もう この背に積み込まれた

重さを嘆かない





受け止める事で

何ものにも代えがたい希望を得るのなら

生きる意味を感じられるのなら

この眼に映してきた全ての悲しみを嘆かない





一番自分が欲しいものを手に入れられる

たった一つしかない道がこの道なら




言葉に出来ないほどの惨劇を

強さという炎に変え

涙という憤怒の優しさを

たゆまず激しい水の流れに変え

この苦しみを離さない





これはただの苦しみじゃなく

後悔しない事を知るための

偶然や必然や運命や宿命を

感じるための祈り





私はこの道を選んだことを後悔しない