こんなにも慟哭をさせられているはずの例の標的



標準があった瞬間 

もういいと手を止めてしまうのは

弱さなのですか



その葛藤さえ孤独の中で

乗り越えなければならないしじまに

一人問いかけた



分かっている



それは弱さじゃなく強さだと



それでも泣きそうになるには弱いから?

それとも行く末を見守る事になるから?



そしてその行く末は

今は何もないように思えても

目を覆うものだと知っているから?



思い当たる節が多すぎて

感情だけが先走りするから

ぐっとこらえる



ねえ 本当はすべての人に



幸せになってほしかった



見守る強さだけ僕にあるなら

自分の足でずっと立たせて



この耐えきれぬ思いが

どちらに転ぶか分からないけど

そのどちらであっても僕は逃げない



謳いつづける限り

逃げない力を得られるから



あの物語の結末を見つめることを

義務感から使命感に変えて

僕は今日も此処へと向かう



この先がどんなに辛く

涙なしではいられない所でも