ねえ 植物でさえ

となりの花が枯れてしまえば泣くんだよ

それなのに 君は







そこには何を教える価値もない

ねえ 動物だって恩を知っているんだよ

なのに 君は








冷たい視線はこういう時のために

存在するのだろうか

でも そうする以前に

君の事を忘れてしまった

顔を見ても 

もう二度と思いだせないのだろう








見せかけだけじゃ物足りない事なんて

目に見えていた

結局 そうやって逃げてるだけ







中身が空っぽのまま誇ったって

否定の二文字がちらつくこと 

知っていたはず








時に忘却は 

取り返しのつかない過ちを犯す









第三者で見つめる僕は

牢の中の君が成す危険を

見てもいられなかったのに

君はそれをした後も しながらも

平然としていた









それどころか

笑ってさえいた









もう恐怖を覚えることも

忘れてしまったのか…







これが本当の戦慄と

呼べるものなのかもしれない







恐怖を恐怖と感じられない事が

何よりの戦慄なのかもしれない