素直に注目さえできないままで 





ねえ いつまで経ったら

素直に讃えることができるの? 

足の引っ張り合いだけを

学び続けてきたなんて事 

言い訳にもならない 






出る杭を打ってばかりいられるのも今のうち 

口を開けば陰口ばかりじゃ 

いいものが寄ってくるはずもなく 

でも本物にとっては

その雑言こそが勲章だという事実 

いくらいっても分からないだろうね







その心が相手を諦めている限り 

自分の事も諦めてしまっている 

その事実が悲しい

その必要なんてどこにもないのに 

その真実を未だに信じられていない事が悲しい








自分の大切な人を大切にしようとしないままで 

どうして世界の人たちを幸せになんてできる? 

父や母の涙を放っておいたままで 

どんなに平和を叫んでみたって 

それはただの観念の遊戯に過ぎなくて 

上辺だけはもうたくさん 

言葉に重みは決してもたらされない 








遠くばかりを見つめるじゃなく 

周りの人の負担を少しでも軽くして

心軽くしてあげられたら

それが本物の平和が生まれた瞬間 





平和というものを願いながら 

どこか他人事だと考えがちだけど 

自分にはできないと考えがちだけど 

何か大それた事が平和だと考えがちだけど 

本当の平和は

誰かの話を聞いてあげている瞬間にあるから 





本当は自分の事を話してみたい 

話を聞くと言う事は消耗も激しい 

その中でもなお 

聞く体勢を崩さずにいるということ 

これ以上の強き姿は他にはないはず 





朝の挨拶一つでも

誰かの小さな手伝い一つでも 

普段めんどくさいと思って手を出せない事に挑む

その事がすべて自分の幸せに繋がっていく






結果は直接見えないけれど 

すべては通じていくものだから