もしもあなたが欲しがっていた

認められる場所があるのなら



それはあたたかく陽だまりのような場所

そして僕も同じく手に入れられなかった場所



手を掠めた空を斬る感触がもし

新しいものを手に入れられるための試練なら

もうしばらく耐えてみようか



この痛みが辿りつかせてくれるはずの景色に

未だ出会えてはいないはずだから



まだ楽しみは潰えていない



そんな気が強くしているのさ



僕がこれから手に入れるはずのものは

失ってきたものよりもずっと大きい



そう思えるからこそ

生きられてるんだ



無駄な真似だという声 

聞き飽きたけど

同じ時間使うなら 

自分で選び取った時間を使っていたい



一瞥(いちべつ)の対向に見えるものは

そんな声という塗り潰されて

消え去ってしまうほどのもの



そう はじめから僕は

簡単に諦めるほど

「普通」には出来ていないのさ



水かけ論でも ひっくり返そうともかまわない



だって最後に勝つのは僕

反論は受けつけやしない