目の前が

真っ赤に塗られたような

そんな気がしたのは

君が生きながらにして

しんでしまったからだろうか

その屍は 力なく横たわっていたなら

いくらか施せる手もあったかもしれない




もう用はないと 

人を捨てるために

君の口から出た言葉は

君自身を蝕んでいたんだね




生きているから

しんでしまった事にさえ気づかないまま

今日も体だけ引きずってそうして

過ごしている 心を失ったまま

歩き続ける姿は

見られるものなんかじゃなくて

これが厳しい 世界中のどこにでも

誰にでもある決まりごと




それはあまりに性格で厳格に

進み続けているから

塵一つさえとり逃すことなく

断罪していく




「私は罪の名を一つ知っている。

その罪に比べれば、他の罪は

白い百合のように見える。

その罪の名は“忘恩”だ」と

ある人は言った




そういえばダンテの「神曲」でも

忘恩の罪が一番地獄の底に

配置されていたっけ

そこでは氷漬けになったまま

生命がうめき声を上げる事も出来ずに

時を止めていた



そんな氷の世界にさよならを告げた

僕達の生きる場所といえば 

音楽と花々達の 笑顔絶えない

ありがとうの言葉を

さりげなく使える世界






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