何かを餌食にしようとして

自分の方が餌食になり

時に 

時代に

自分自身に

飲み込まれてく








誰かを滑り落とそうとしたその足元は

自身の足元を狂わせた








自分が仕掛けた罠に

自らかかってしまう愚は

暗闇の中に暗闇しか生まない







たとえば光の中に

光が溢れたとしても

目立つ事のないように










光は闇の中で見るからこそ明るい










もし光が溢れすぎていたなら

この一筋の光にも

気付かないままだっただろうから

この光を見つける事ができたのは

こんなにも真っ暗だったから









なら この暗さにもいくらかの意味を

光の中で光を見つけ 

闇の中で光を見つける

手探りでも指先で煌めきを感じ

瞼に光をさえぎられても

その奥の瞳は

またたく震えを感じる事ができて











必要以上のものを

欲しがりすぎて滅びたり

入りきらないものを

詰め込みすぎて破いたり

そんなのはもうやめにして

目にする度に嫌気が差す











その足に着いた地面は

泥のように

ぼろぼろと

崩れていっていることを知って










それは傷に触れた痛みの涙や

恩知らずへの怒りの涙の水分を含んで

もろくなった










ずっと強くて 

ずっと高くにあるものを

その体重だけで

少しでも低くしたいとしても









それはかなわない











手をかすめて

赤い風船のように

青空に飛んでゆく













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