暗闇がそこら中に

落ちているような気がするのは

どこか心が傾いているからかな








もしもその中に沈みそうなら

光ばかりを見つめようと

もがいた方がずっといい









それは些細な事なんかじゃない

微かな光なんかでもない

中途半端なものでもなくて

見間違えるはずのない確かなもの










真っすぐでいようとすればするほど

立っていられない

風の強さに挫けそうになっても

負けられない理由を僕らは知ってる











何かを待つなんて選択肢を

選ぶのもいいけど

誰かに決められてその選択肢を

選ぶ事だけはしないで

努力の末に自分で選び取ったのなら

それもまたいい











裏切られたように

思う事も多いかもしれない

その傷に立ちあがれそうにないと

思う事もあるかもしれない

それでも立ち上がれというのは簡単

そこで一番欲しいものは

傷ついたというその事実を

認められること












言葉にしなくても

心は伝わるものだから

言葉にすることは

何よりも大切だけれど

何のための言葉なのか

その事の方がずっと大切










目の前の人を立ち上がらせたいのなら

言葉以上にその言葉を発する”心”を

整えてから挑むこと












言葉という立派な道具ばかり並べても

使い手が未熟なら何にもならない事のように

せめて その心をすっきりさせたいがために

言葉で人を殴らないこと

それにはどんな言い訳も言い逃れも

通用なんてしない












もし分かる事ができなくても

分かってあげられなくてごめん、と

素直に言う事さえできたなら