「ascertain」



憂いのための憂いはもう引退

悲しみのための悲しみなんて

もうとっくの昔にやめたの

しつこく誘う暇があったら

他を当たって頂戴




憂いなんてものは

心の中に秘めるものであって

誰かにばらまくものなんかじゃない




自分の憂いをそんなに

見せつけるだけ見せつけて 

一体何が楽しいの?

そこからは何も生まれやしない




悲しみにもいろいろあって

君のように正しく憂う事が

できる人間ばかりじゃない

ああ 地球上が君ばかりだったら

いいのになんて 嘆息しちゃう

そしたらもう少し この星もましになる




もちろんこれは冗談だけど

だって同じ人間ばかりっていうのも

何だか面白みに欠けるもの




言いたい事は 

自己満足の憂いと 

誰かのための憂いは

ほんの紙一重で

見分けるのが難しすぎるよってこと




誰かのために動いているように見えても

何もしていない事もある

誰のためにも行動してないように見えても

陰で血の滲むような努力をしてる人もいる




つまりはもう一度

みきわめてみたい

本物と偽物 真金とメッキ

一度決めた結論も案外覆るかもしれない




傲慢の様で謙虚

謙虚の様で傲慢

それって本当に一ミリもない差なんだけど

これが違うとすべてが違ってくる




そう 人には「今までそうだったから」が

通用しない事がある

これってすべてに言える事だよね




10年も経てば偽物は偽物らしく

本物は本物らしくなって 見分けがつくけど

今から先手必勝 見定めておいた方が

深く傷つかずに済むのかもしれないね





誰かの言葉を頼りにするんじゃなくて

自分の眼できちんと見てみてよね