あ
君が笑ってくれればそれでいいという
私の言葉に
君が泣けば一緒に泣こうと言った
私の言葉に
君の幸せを誰よりも祈っていると言った
私の言葉に
嘘はなかった
人の心ほど
きっと怖いものはないのでしょう
強い者の方にいつも付き
弱くなった途端切り捨てる
翻って裏切って
着実に君が手に入れたものの正体は
きっと「すべてを手に入れた」ではなく
「すべてを失う事を手に入れた」のでしょう
夢から醒めた君は
目が覚めて
初めて自分が裸の王様だと気付く
転落という言葉はきっと
あなたのためにあるのでしょう
費やした時間を嘆くだなんて
そんな時間さえないけど
これほど脆いものだと知る事ができたのは
やはりよかったのだと
たとえどんなひどい裏切りにあっても誰かのために生きる事の大切さを
改めて知りました だって
歴史はいつも繰り返しては
人を砕いて飲み込んでいくもの
特に悪い行いの者に関して
誰も知らないからいいだとか
誰も見ていないからいいだとか
どんな夢物語はとっくに終わってるの
堕ちていくものを
微笑みを持って見つめよう
こうなるべくしてなっていくのかと
思い切り 見下げながら