「swoop down」







涙一粒舞い降りる時
どんな風に世界は変わってゆくのだろう


蝶が羽ばたいても嵐が起こるこの世界
僕ら息をしているだけで
気付かぬうちに何かに影響を与えてる


気付きそうで気付けなかった事


君が大地についた手はいつか
羽ばたく羽に変わるだろう


打ちつけた拳はいつか
頬を撫でる髪に触れるためのものへと


泣きぬれた夜の一滴一滴が
多くの波紋へと変わっていく


君を優しく導いてくれるよ
その悔しさが その悲しみが


今度は君が誰かに手を差し伸べる番
顔を上げたらもう振り向かない


涙が止まった顔(かんばせ)は
次の一歩を歩きだしている


君に自らを見たから
昨日の自分を助けるために
うつむいていた頃の自分に
手を差し伸べるためのそんな一歩を
今 歩き始めたいと思えたんだ