「一瞬」







涙がいくらあっても足りない
君の笑顔を見ていると


そうやって笑う君は
この瞬間にしか存在しないから


毎日同じ繰り返しだと人が言う些細な事も
僕にとってはただの繰り返しなんかじゃない


全てが違って見えている
全てが尊すぎる一瞬なんだ


それは記憶という箱よりももっと深い所に
原点のように日々刻まれていく


同じ出来事はもう二度とないんだよ
どんな些細な一瞬も
今日という日も今日にしか存在しない


その事に気付いて生きれば
どんな平凡も非凡に
否 平凡こそ非凡なのだと
心から気が付けるはずさ


いつもより少し多めの笑顔を
心に抱えていけるはずなのさ