「幻想」







繋がれば繋がるほど

孤独になっていくような時代の中で

僕ら何を切りこんでいけばいい?





空との関係も絶ち

花の声も聞こえない世界を得た代償が

自然を破壊する事で生き延びる傲慢だなんて





笑えないよね





風のささやきや海の煌めきに

心奪われるような感覚を

こんな時だからこそ

取り戻さなくちゃいけない





星と語らう事を思いだせば

少しはその「一人ぼっちだ」という気持ちも癒えるだろう





味方がいなくなった訳じゃない

ただ見えなくなってしまったんだ

豊かさという波に溺れて





理由があれば何もかも許されるという

幻想に目隠しをされたから





ぼやけた景色から今飛び出そう

僕らの心はまだ見えなくなってなどいないのだから