「cloud」







「守る」という言葉を声に出してしまえば
なぜこんなにも軽くなってしまうんだろう


この心の中にある間は
ずっしり重いというのに


君に渡そうとあがいた瞬間
そこにあるのに掴めない
雲の如くなってしまう


いっそこの心ごと君に渡してしまえればいい


本気でこんな事を思う僕を
君はどう思うのだろう


だけど君次第じゃない
僕次第だから


心に浮かんだ本当の気持ちを
押し込めるような真似は
もう したくない


それがたとえ君を傷つける結果になっても
嘘で傷つける事とは違う結果を生むから


怖がりのままだけど
君と向き合う


後悔なんてもうたくさんだから