「capture」




振り返ることに意味などないこと

最初から知っていたんだ



でも進み続ける事に必要なら

手段を選ばない

そう思ってきた



そのうち本当に過去の何かを

眺める必要がなくなる日が来るからと

思う存分心のアルバム眺めていた



でももうそろそろ

あまりその頃に意味が

感じられなくなってきた



お別れね



思い出の片鱗にそう告げる日も

遠くはないだろう



書き記そうと思っていた

そうやって振り返る道程に感じる輝きより

大きな輝きが未来には待っていると

それは僕にとっても例外じゃないはず



「苦難に逢うのが不幸なんじゃない

苦難に負けることが不幸なんだ」

その言葉がかつて心の中に響いた言葉が

改めて心に染みてくる



風のにおいが変わった日

僕の中でも新しい扉が開いた



やっと捉えたんだ 未来を