あ
「Tizzy」
白く吐き出す息がやけに切なく残るのは
そこに何かを託し
重ね合わせすぎたせいかな
消えてもいいものほど色濃く残り
消えて欲しくないものほど
この息の如く姿を消してしまう
そんな現実飽きるほど見てきたけれど
悲しく笑う癖は今も抜けきっちゃいないよ
染みついたものはそうそう取れるもんじゃない
ならいっそ染め上げてしまおうか
自分が選んだ道の色でさ
肌で感じる冷たさよりも
心で時に気付いてしまう
背筋が凍るような狼狽の方が冷酷なこと
嫌というほど味わってきたから
どんな些細な温もりも
やけに温かく思えてしまう
だからさ 全く参っちゃうよ
こらえる涙をはぐらかすためには
こんな事しか言えずにいたんだ