「Pupil」





まるで何かを失う事が怖いように愛していた


君を見つめるまなざしにさえ
その恐れの色は色濃く残ったまま


こんなに近くにいるはずなのに
僕は遠くにあるものを見つめるような眼で
君を見つめていた


君はいつもこんなにも笑ってくれるのに
僕に笑顔向けてくれるのに


それが眩しすぎて心が痛かった


本当に僕でいいのかと思った日もある
でも そのたび
そんな考えを打ち消してくれるのは


君の声


僕の居場所はここなんだ、と
信じさせてくれる何気ない言葉の数々


何を迷っていたのだろう 僕は
最初から最後まで
君はいつも僕の目の前にいてくれたというのに


見失ってばかりいたのは
僕の方だったみたい


手を繋ごう
その手を繋いで 未来へと歩きたい


それが僕の出した答え