あ
「HALT」
傷刻みつけては
刹那ごとに忘れまいと誓う
あの日から時計は止まったまま
この心はまだあの日にいるんだ
歩く足音を君だと思って
どんな荒野も歩み抜いてきた
疲れた日にも星空はいつも優しかった
心のうちは己だけが知り
固く閉ざしている
こうしないと生きていけないこと
一番自分が悲しいと思っていた
と同時にそれが自分が自分たる所以だと
胸を張ることもできるんだ
なんて裏腹なんだろう
世間の認識と真実とのギャップに立ちくらむようじゃ
街も歩けないね
全てを受け入れることはできなくとも
どんな苦難も受け止めてきた
傷だらけの体でも光差すことはあるの?
その答えに君の笑みさえあれば
僕は何もいらない
それだけで生きてきた意味はここにあったとさえ
思うことができる