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「Feast of Dolls」







君の顔を手に取る
こちらを向かせ
眺めた途端 
奪いたくなった事を
君は怒るか?


香の香りと共に
その腕(かいな)ごと引き寄せ
それだけでも溺れてしまいそうだった頃に
もう戻れない


目と目を合わせないからこそ
燃え上がるものもあるだろ
差した紅の赤が時折視覚に入り
心に春を予感させていた


手を伸ばせば届きそうな距離
届きそうで届かない
冷静を装う自らの他に
その手を取って駆けだしたい衝動という
もう一人の自分が頭をもたげていた


笏(しゃく)を持つ手が
冷たくなるばかりなのはきっと
その手の温もりを欲しているからだろう
この目が開くたび閉じるたび映るのは君
いつも隣にいてくれとは言わない
ただ俺を君の隣に
置いてはくれないだろうか
いつまでも