苦しくても笑うようにしてきた今までは
決して悲しくはない
優しくても何の利益も価値も与えない同情が
一番嫌なものだったね
それは今も変わらないのだけれど
苦しくても
最後に勝てればそれでいいと
そう思ってきた
今 嬉しくても
最後に自分が悲しいなんて嫌だと思ったの
その選択は間違いじゃなかったね
人は簡単に人を傷つけ
簡単に他人を他人だと思うけど
人は簡単に人を元気づけ
簡単に他人を自分だと思う生き物でもあるから
誰が諦めても
人というものを諦めない
そうやって泣きたい気持ちでしぼりだす笑顔は
確かに大切な者を勇気づける
でも それだけじゃやだよ
犠牲という言葉を使った現実は
もう粉々に砕けたから 壊れたから
もう犠牲者のいらない
そんな信じられないような時代が
すぐ側までやってきているんだ
その槌音が聞こえるだろう
君になら