今日も瞑る その時僕が抱くのは…
瞼の裏に映る映像に霞める
かろうじて こらえるような光を
この手でわずかに掴んでは
また目を開ける
その繰り返しに何か意味はあるのだろうか
そんな禁断の問いの答えは自らの内に
確かにある事を知りながらも
なおも聞いてしまう
どこかから この胸の内と同じ答えが
届いてきはしないかと
どこかで思っているのだろう
その期待を笑われても
そんな場所がどこにあるかは
分かっているから
迷ってなんかいないのに
迷ったように思うのは
孤独という幻想に惑わされているから
ひとりになった瞬間なんてないのに
一人だと感じてしまうそんなこの心を責める
その繰り返しが 孤独を生んでしまうのなら
いっそ この心の責めなんかやめてしまおうか
ただ生きているだけの気がしていて
それでも何かの手応えが欲しくて
誰にもそんな思いを伝える事なく
秘めたままなら
自分にだけは嘘をつかずに
そうでもしなきゃ壊れてしまうでしょう?
その心を守れるのはその小さな手だけ
力ないと思い続けたその手だけ
様々な事が引き起こっているようで
何も起こらないような日々に
ぼんやりとした光を眺めてみた
はっきりしたものだけが
光だと思っていたけど
それはきっと思い込みだったんだろう
今見えているこの光も
きっと紛れもなく未来への絆
花が咲くには土壌を整える期間も必要
飛びだす季節ばかりじゃないけど
そこでグッとこらえれば
必ず実を結ぶはずだから
……そんな声が聞こえた気がした