チクタクの音が
聞こえなくなるほどに
うるさい時間に
追い立てられているのは
何とも皮肉
無意識の中にさえ
常に時計がつきまとう
例えば休みの日にも
出勤の日と同じように
起きてしまう事とか
そういうこと
それだけがんばってるっていう証
悲しいだなんて思わないで
そうやって
君は毎日戦っているんだと
胸さえ張らなきゃ
誰のためでもなく自分のために
大切にしてあげて
そうすれば
その分自分もそんな自分自身に
大切にしてもらえるから
長い針と短い針の時計も
最近少なくなった
でも 刻み続けてる時間の中身は
何秒間かの差はあれど
1000年前も
今も同じ
1000年分の幸せが
今積み重ねられているかと聞かれれば
首をかしげざるを得ないのは
悩みの種は今も昔も同じだから
国も文化も違ってみても
悲しみや苦しみの訳は
共通だったりする
だって同じ人間でしょう
時計の針さえ進めば
何かが変わるだなんて嘘
その時間を使って何かを「しよう」と
しない限り 時代も時間も動かせはしない
どこかの誰かがやってくれる訳でもなく
自分自身しか変えられない
時代のどこかが存在してる
どうにかこうにか
その場所を見つけて
難しい事なんかじゃない
毎日続けてるその事を
明日もまた続ける
ただ単にそういうこと