辛い時 悲しい時
すぐに未来を見失っては
暗雲の彼方へ
でも それでも光を
その向こう側にある光を
頭の中で描けるのは
その向こうに太陽があること
教わった事があったから
何でもない瞬間に
涙こぼれそうになること
誰とも分け合えないこと
知りすぎるほど知っているけど
それを足を止める理由に
決してしないのは
足を止めれば それはつまり
後ろに退く事だから
それだけはしたくないのは
かろうじてでもいい
未来を
一条の光のようなそれを
捉えたままでいたいという
意志を見失わずにいたいから
理解という言葉を
聞かなくなったのは
いつ頃からだろう
忘れかけていたその言葉を
手放しそうになっては
また取り戻す
けん玉のような繰り返し
心から離れているように思っても
糸は途切れずに
まだ光だとか希望だとかは
土台に乗っかる日を待っている
忍耐ばかりの日々
報われる日なんてくるのかな
答えは揺らがないものを持っているのに
無性に聞きたくなったのは
人には悪いことだけじゃなく
良きことにも使われる
使命という名の流れがあること
感じていたかったから
より強く より強く
今の苦悩に見合う
何かを手に入れたくて
もがき続ける
傍目には優雅に見える白鳥のように
理解されることがないのなら
理解されない人の気持ちが
少しは感じられるはずで
どんな形で
どんな気持ちが 感情が
役に立つのかなんて
誰にも分からないから
僕はきっと
人生の面白さをまだ
これっぽっちも知りはしないんだ