目には見えない祝福だけど
目に見えないからと言って
存在しない事とは
決して結びつくことはない
たとえば家が停電になって
真っ暗で何も見えなくなっても
確かにテーブルや家具や家電は
そこにはあって
誤ってテーブルの辺りを歩けば
目には見えないのに
小指をぶつけるのは
ないように見えても
そこに確かにテーブルはあるから
目視できない存在って
つまりそういうこと
だからきっと一人じゃないって言葉も
まだまだ捨てたもんじゃない
まだその事実の力は失われていない
ただ 必ず誰かの何かの微笑がある
これを所詮綺麗ごとと
遠ざけてみるのも
否定してみるのもいい
それでも君に残るのは
君の味方
君にしか持てない味方
悔しい思いをすることもあるのは
その先ずっと勝ち続けていくため
孤独と戦った先に
何にもない訳ないじゃない
戦う事が損だとか
逃げる方が楽だとか
そんな事には両手で耳を塞いじゃえ
そしてまた
辛いと分かってる戦いへと
見守ってもらっていると知る事で
人はこんなにも強くなれる
君だけに聞こえる喝采や励ましは
誰にも同意してもらえないかもしれないけど
それは確かにそこにある