一面 銀で囲まれたような

殺風景な景色の中じゃ

閉塞感に足がこわばってばかりで





四方を阻むそれを

叩いて壊す元気も出なくて





でも同じ銀世界でも

辺り一面白い景色の銀の世界も

確かにあって

銀盤の上だって確かに銀世界





僕の持つ銀世界は

一体どちらだろう





君の持つ銀世界は

一体どちらだろう





ある人には枯れ木に

かろうじて降り積もった雪にさえ

銀世界を重ねることができる





一方 それを見ても

何も重ねる事ができないことも






ただ 言えるのは





心でいくらでも

自分の中に持つ銀世界を

変える事ができるんだと