機械のような扱いを嘆いているだけじゃ
どこか空っぽだということ
君は見つめ続けてきたね
人である事を取り戻す術は
この心にあること
血の通った君だから
感じる事ができたなら
それは
自己責任とかいう言葉なんか
とっくに超えた
一人の人間の可能性という意味で
自分自身に跳ね返す事ができるの
僕らは機械なんかじゃない
ロボットなんかじゃない
という言葉を
自分の中から打ち消した過去を持つ君でさえ
もう迷う必要はない
まるでダイヤモンドに
お前は石だと何度叫んでも
その呪文は全く効かずに
輝きを失う事がないかのように
今まで摺りこまれたから
諦めたいなんて筋が通らない
いくら脱力するような
言葉の洪水を浴びても
君は人である事を
決して失いはしない
誰かに頼る事より
誰かに頼られる喜びを知った君は
どんな諦めという名の嘘だって
見破る事ができるから
心の大きさは自由自在で
それはどんな卑劣な哀しみも
永遠に奪うことなどできやしない正義
鉄板の奥から響く鼓動が聴こえてくる
「生きる」という事を
再開し始めたこの心に
燃える血潮を感じる事のできる
人という名のロボットは
本当の人間へと変わる
君の手で