こう見えても
結構ギリギリで生きていたりして
息の仕方まで
下手すりゃ忘れそうになる
地上にいるはずなのに
未だに水の中にいるような
息苦しさを覚えてるのは
時代のせい?
こんなに生きにくいのに
生きていかなきゃならないのは
なぜなのと聞きたくなる
だけどその訳を本当は
そう疑問する何より誰より自分自身が
一番その答えを理解している事を知っていた
その答えを知っていることが
時折とても悲しくなるのは
これは甘えだと 弱さだと
その答えの先も知っていたから
その時自分には逃げ道がないことに
気付いたんだ
逃げ道がなくなれば人は強くなる
強くなるためには
逃げ道を断つしかない事があること
どこか他の物語の話だと思いながら
いつの日か聞いていたけど
これはまぎれもなく
僕の物語の中での話だった
受け入れる強さだけが
今この体を支えてる
うまく泳げる技術なんかいらない
ただ すぐに盗まれてしまいそうな
自分自身というものが盗られない様
自分でありたい
すぐ顔に張り付きそうな仮面を
日々取り外すことだけを
忘れずにいたい
たとえその振り捨てた仮面が
山のように重なり
部屋いっぱいになっても
色んな顔した自分に一番戸惑うのは
誰かなんかよりこの心だったりするけど
仮面に狙われてばかりのこの顔だけは
いつの日も変わらないまま
真実に目を向ける